秋学期の授業報告(数学科教育法2)

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、春学期の授業は遠隔授業となり、秋学期は履修者が比較的少ない授業については対面も可能ということになりました。「数学科教育法2」の授業は模擬授業を行うので、対面が望ましく、履修する学生の皆さんの希望もよく聞いた上で、まずは対面授業として始まりました。もちろん感染症対策を徹底し、模擬授業は5、6名の小グループとしてお互いに距離を取り行いました。ここでいう「模擬授業」とは教員免許の取得を目指す学生の皆さんが「先生」として授業の実習をすることです。

秋も深まるにつれ状況が変わってきましたので、模擬授業を実施しないディスカッションの回はZoomを用いて全員オンライン、また模擬授業についても、対面を続けつつ一部の履修者はオンライン参加という形にするなど、きめ細やかな対応をしてきました。

早い段階で、年明けは完全にオンラインとすることを決めていたので、特に混乱なく授業を進めることができました。最終回では、Zoomで振り返りのディスカッションを小グループのブレイクアウトと全体で行い、活発な討論で授業を締めくくることができました。通常の授業ができない中、今だからこそできる授業となりましたが、履修者の皆さんは、数学科教育法2で学んだことを活かして、春休み中に、来年度の教育実習に向けて準備すべきことが確認できたようです。