アドミッションポリシー

アドミッションポリシー

数学科では、本学科の教育目標「『現代数学の基礎学力』と『幅広い教養』を身につけさせ、それによって社会に貢献できる人材を育成する」に共鳴し、自ら学ぶ意欲をもった人を求めます。

基礎から現代数学の諸分野へ新しい数学に出合える

数学には、扱う対象や研究方法の違いから、代数学、幾何学、解析学などいろいろな分野があります。これらは互いに関連し ながら全体として数学という大きな流れを形成しています。本学科では、これらの分野について一歩一歩系統的に学べるようにカリキュラムが編成されていま す。学生は、セメスターが進むにつれて、興味のある専門分野を見つけ、その学習を通してそれぞれの分野にある魅了的な定理や発想法に出合うことができま す。

コンピュータの技能を修得し数学の美しさ、楽しさを味わう

数学の魅力は、理論の美しさに触れた時、問題が解けた時の喜びにありま す。このような体験ができるよう、教員と学生が 自由闊達な雰囲気で数学を追究できるカリキュラムを組んでいます。また、最近は数学の研究だけでなく、社会生活でもコンピュータ利用の必要性が高まってい るため、コンピュータの基礎理論と実習科目の充実を図っています。

少人数クラスを設け、きめ細かい指導を行う

数学入門、各専門科目の演習、卒業研究は少人数クラスで行い、学生の能力を引き出します。また、学生個々に課題を与え、自主的に解決できるよう学生 同士、教員と学生の間での討論を活発に行います。さらに、授業時間以外に学生の質問に答えられる体制を整備して、学生の勉学上の質問に教員が答えたり、アドバイスをしています。

論理的思考力と数理的発想力のある人材を育てます

数学は、紀元前の古代ギリシアから始まり、現在も発展を続けている“もっとも古くもっとも新しい学問”です。数学的な思考は現代の科学技術を支えており、例えばコンピュータは数学者チューリングの計算についての理論から生まれました。
社会が求めている人材は、論理的で緻密な思考力や問題を数理的に分析し解決する数学的な思考を身につけた人です。本学科では、そのような力を備えた人材を社会に送り出しています。

専門知識や技術を身につけ各分野に進む卒業生

4年間数学を真剣に学習することによって、数多くの学生が卒業時には相当の実力を身につけています。数学の教員として、教育の現場で数学の教育に携 わり、数学の楽しさを中学生や高校生に伝えている卒業生がいます。また、多方面の企業で、数学を学ぶことによって磨いた能力を発揮し、活躍する卒業生も少 なくありません。さらに深い研究を志す学生は、大学院へ進学して研究を続けています。ひとりでも多くの学生が、数学の発展に寄与することを期待していま す。